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【2020最新】オウンドメディアとは|作り方~運用まで解説

【2020最新】オウンドメディアとは|作り方~運用まで解説
ともしど

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オウンドメディアは、Webマーケティングの有効な手段の一つです。従来の広告費よりも安く、自社から情報を発信できる手段として注目している企業は多いでしょう。

今回は、オウンドメディアとは、種類、目的、特徴、メリット、戦略、作り方、記事制作、運用について網羅的に紹介します。関連記事を各見出しに設置していますので、詳細な情報をリンク先でもご確認できます。

トリプルメディアの種類

  • オウンドメディア(自社メディア)
  • ペイドメディア(広告設置メディア)
  • アーンドメディア(ソーシャルメディア)

オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアを総称して「トリプルメディア」と呼びます。

オウンドメディア・ペイドメディア・アーンドメディアの違いとは? | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

オウンドメディアは、その名の通り「自社が所有しているメディア」です。

  • Webサイト
  • SNSアカウント

代表的なオウンドメディアは上記です。オウンドメディアでコンテンツ(記事)を発信し、検索エンジンやSNSからの流入によって潜在顧客にリーチしたり、顧客育成を行ったりします。オウンドメディアは自社で迅速に情報発信を行える手段であり、効果を期待できるので多くの企業が運用しています。

オウンドメディアを運用する目的

オウンドメディアは、企業活動を活性化するための手段として幅広く活用されます。

  • 新規顧客の獲得
  • 顧客育成
  • コンバージョン(CVR)の増加
  • 企業・商品の認知向上

企業がオウンドメディアを利用する主な目的は上記です。オウンドメディアを運用することで、「より多くの人に知ってもらう」、「知っている人にファンになってもらう」などの目的達成に近づきます。

  • より多くの人に知ってもらう

SEO(検索エンジン最適化)コンテンツへの直接流入、SNSを経由したWebサイト・サービスページなどへの流入などによって、より多くの人に企業・商品などを知ってもらうために利用する場合。

  • 知っている人にファンになってもらう

コンテンツ・メルマガなどを通じて商品・サービスなどを発信し、企業・商品を知っている人に情報を伝えてファンになってもらうために利用する場合(顧客育成)。

オウンドメディアを利用してリクルーティングを促進

また、オウンドメディアを活用して就活者や転職希望者などに向けて情報を発信し、採用活動に役立てることを目的とする場合もあります。

転職情報サイトなどを利用して社員一人を採用するには、数百万円単位のコストがかかることもあります。一方、オウンドメディアを利用した採用活動であれば、それほどのコストはかからないでしょう。オウンドメディアを活用して商品・サービスなどを広く伝えることに加え、採用活動に役立てることもできます。

オウンドメディアリクルーティングとは?メリットや方法をご紹介 | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

オウンドメディアの特徴

  • 中長期的な計画で進める
  • 継続し続ける必要がある

オウンドメディアは集客・顧客育成などの高い効果を期待できますが、成果が出るまでに時間がかかり、労力も必要です。たとえば広告であれば、配信中には爆発的な認知向上を期待できます。一方、オウンドメディアは、立ち上げてすぐに成果がでることはほとんどないでしょう。

しかし、オウンドメディアは資産になります。広告は契約期間しか効果を得られませんが、オウンドメディアはドメインとサーバーの更新を続けていれば発信し続けられます。つまり、オウンドメディアは、効果を得るまでに時間がかかるけれど、長期的に継続することで効果が高まり、かつ資産になることが主な特徴といえます。

オウンドメディアマーケティングとは?特徴やメリットを知っておこう! | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

オウンドメディアのメリット・デメリット

オウンドメディアのメリット・デメリットを以下で紹介します。

メリット

  • 集客力に期待できる

SEOに力を入れることで、検索エンジンからの流入数の増加を期待できます。潜在顧客が検索しやすい高いキーワードでコンテンツを作成し、発信することで、過去には認知されていなかったユーザーにリーチできる可能性があります。

  • 顧客を育成できる

オウンドメディアを運用し、顧客を育成できます。たとえば、コンテンツやメルマガなどを利用して役立つ情報を提供すれば、顧客がファンになってくれる可能性があります。

  • 広告費を削減できる

広告には、テレビ・ラジオのCMWeb広告などの様々な種類がありますが、オウンドメディアを運用することでコストを削減できる場合があります。広告活動のすべてをオウンドメディアに切り替えるのではなく、一部を縮小し、オウンドメディアの運用に充てることもできます。

デメリット

  • 効果を得るまでに時間がかかる

オウンドメディアを立ち上げ、運用し、成果がでるまでには年単位の時間がかかる場合があります。たとえば、Webメディアのデザイン・設計・構築まで行い、月510本ずつコンテンツを制作した場合には、100本程度の記事数に到達するのに1年程度かかります。爆発的に効果が大きくなる時期まで耐えながら、継続することを求められます。

  • 専門知識が必要

オウンドメディアの運用時には、SEOやマーケティングの知識が必要です。また、コンテンツの作成時には、文章を作成するための日本語表現や情報収集に関わる知識も求められます。オウンドメディアの運用に社内のリソースを510名程度確保できていれば自社で完結できるかもしれませんが、そうでない場合には外注することを検討する必要があるでしょう。

  • コンテンツの質の高さを求められる

オウンドメディアの記事数が多いほど流入数が多くなる可能性が高いと考えられますが、コンテンツの質が低ければユーザーの満足を得にくくなります。また、検索エンジンからの評価が下がり、SEOによる流入を期待気なくなることもあります。質の高いコンテンツを制作するためには、相応のコストをかける必要があります。

オウンドメディアのメリットとは?構築のコツや運営のアドバイスも | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

オウンドメディアの戦略

オウンドメディアを運用することで高い効果を期待するためには、戦略的に運用することが重要です。KPIKGIを明確にし、それに向けた戦略を立案します。

オウンドメディアは、ターゲットを定めて、的確にリーチすることを目指せるメディアです。どういう人を顧客にしたいのか(どういう人が顧客になりやすいのか)、市場がどういう状態なのか(競合がどうなのか)などを分析し、戦略を立てていきます。

つまり、ペルソナ設定(人物像)、競合分析は必須です。そのうえで、SEOやユーザーなどを分析し、コンテンツを作成していきます。

オウンドメディアは戦略で勝つ!企業のWeb担当者必見の成功術を公開 | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

オウンドメディアの作り方

オウンドメディアとして運用するWebメディア(企業のホームページ、サービスサイトなど)を作る方法そのものは簡単です。CMSのテーマを編集し、簡単にWebメディアを立ち上げることもできます。ただ、オリジナルデザインのWebメディアを構築する場合には、デザイン、コーディングなどのスキルや、UI/UXSEOなどの知識が必要です。

  1. 企画・サイトデザイン
  2. サイト構築
  3. コンテンツ制作

Webメディアの方向性やデザインなどの企画を立案し、それに応じてサイト・コンテンツを制作していきます。PC・モバイルのデザインはサイトの回遊率やコンバージョン率に影響するので、戦略的に決定することが重要です。

オウンドメディアの作り方|サイト・記事制作と運用のポイント | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

オウンドメディアのコンテンツ(記事)制作

オウンドメディアを構築するには、コンテンツ制作が必要不可欠です。

  • SEO記事
  • 専門家監修・執筆コラム
  • アンケート記事
  • インタビュー記事
  • ランディングページ

オウンドメディアの主なコンテンツは上記です。検索流入数を増やすためにSEO記事を中心に制作するとしても、ブランディングや役立つ情報の充実を目的として、専門家の知識・知見や顧客データなどを活用することも重要です。

SEOライティングのコツ

  • キーワード調査
  • キーワード選定
  • 読者ニーズの把握
  • 競合調査
  • ペルソナ設定
  • 関連語調査
  • テーマ決め
  • 構成作成
  • キーワード・サジェストの網羅
  • エビデンス収集
  • 画像配置
  • イラスト作成
  • 箇条書きの使用
  • 出典明記
  • 内部リンク挿入
  • CTA配置
  • クレジット表示

上記は、SEOを考慮してライティングを行うコツ一覧です。SEO記事の作成時には、キーワードの情報収集、記事全体の構成作成を行うことが重要です。そうすることで、情報の網羅性、読みやすさなどが向上します。

SEOライティングのコツは、以下の記事でまとめて紹介しています。

SEOライティングのコツ17選|記事(コンテンツ)の書き方 | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

また、キーワード系の記事は以下です。

キーワードのボリューム(Vol)の調べ方と活用方法 | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

キーワード順位の調査ツール「Advanced WEB RANKING(AWR)」とは?目的、調べ方、分析方法 | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

キーワード選定の方法とコツ|Web記事を作成して勝つための調査・分析 | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

SEOを重視して検索キーワードを分析する方法とは? | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

オウンドメディアの運用

オウンドメディアを運用する主なポイントは下記です。

コンテンツで顧客の悩みや課題を解決する

検索エンジンを利用して調べものをする人は、何らかの悩み・課題を抱えており、それを解消・解決する情報を必要としていることが一般的です。そのため、コンテンツを制作する際には、リーチしたいユーザーの悩み・課題を推測し、有益な情報を含めることが重要です。

検索順位を調査する

どのキーワードからコンテンツに流入しているのか、検索順位が何位なのかなどを調べることで、育てるべきコンテンツ、狙うべきキーワードなどを選定するヒントを得られます。オウンドメディアの分析時には検索順位を調べましょう。週に一度、月に一度などのように定点観測することがおすすめです。決まったスパンでデータを確認することで、変化の要因を推測しやすくなります。

リライトを行う

検索順位が1位に近いコンテンツ、サービスページなどのコンバージョンに近いコンテンツなどをリライトすることによって、検索順位やコンバージョン率アップを期待できます。質を高め、検索エンジンやユーザーから評価されるコンテンツを目指しましょう。

リライトの基本は、加筆と更新です。不足している情報を足すこと、古くなった情報を差し替えることが重要なポイントになります。基本的には、キーワードの順位が高い記事の情報量を減らさずに、リライトを行ってボリュームアップさせます。また、難しい情報をわかりやすく伝えるためにオリジナル画像(イラスト)を作成したり、図表を挿入したりもします。簡単な図表であればHTMLタグで挿入することもできます。

オウンドメディアを運用するポイント|数値分析・集客手法・コンバージョン(CVR) | 勝ち続けるためのコンテンツマーケティング

まとめ

オウンドメディアを立ち上げ自体は、一日で実現することも可能です。しかし、Webメディアを改修したり、コンテンツを作成したりして作り込んでいくには手間と時間がかかりますし、質を上げていくにはノウハウが求められます。

株式会社IKUSAはサイト改修、コンテンツ制作などのコンテンツマーケティング事業を展開しています。5つの自社メディアを運用し、月に数百件のコンバージョン数を実現したノウハウを活かし、執筆・編集・校正の専門家で構成するプロジェクトチームがコンテンツを制作します。

良質なコンテンツを制作するには、知識・知見が必須です。サイト改修、コンテンツ制作などの課題を抱えている方は、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。