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キーワードのボリューム(Vol)の調べ方と活用方法

キーワードのボリューム(Vol)の調べ方と活用方法
ともしど

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記事(コンテンツ)のキーワードの検索数(ボリューム)は簡単に調べられます。しかし、ボリュームがわかっていても有効に活用できなければ、期待していた結果を得られない場合があります。今回は、キーワードのボリューム(Vol)の調べ方と活用方法について紹介します。

キーワードのボリューム(Vol)とは

Webに公開する記事は、キーワード主体で制作することが一般的です。たとえば、本記事のキーワードは「キーワード」と「ボリューム」がキーワードです。キーワードのボリュームについて調べたい検索エンジンユーザーが入力しそうな単語を掛け合わせています。

キーワードのボリュームとは、「1か月あたりの検索数」です。つまり、検索エンジンにキーワードを入力し、検索された回数を指します。キーワードのボリュームが100であれば、1か月に100回検索されたことを意味します。

一般的にキーワードのボリュームは、1年間の月あたりの検索数の平均値が表示されます。そのため、時事的なものなどで一時的に検索回数が据えたからといって極端に数値が高く表示される可能性は低いです。また、細かな数値を知りたい場合には、何月に何回検索されたのかを調べられます。

キーワードのボリューム(Vol)を調べるツール

キーワードのボリュームを調べる際には、「キーワードプランナー」などのツールを利用します。キーワードプランナーを使うと、キーワードごとの検索数、コンペティション(競合の強さを表す数値:コンテンツの充実度)、過去の1か月単位の検索数などの数値を調べられます。

キーワードプランナーは、競合の強さを分析しやすい点で特に優れています。最高値は100で、充実度が高いことを意味しています。また、0または1のように極端に低い数値が表示されていれば、何らかの理由で「狙った記事を作成しても上位表示しにくいこと」がわかります。検索ボリュームだけでなく、競合の強さを把握することで、効率のよい戦略を立てられます。

リサーチツールを使って適切なキーワードを選びましょう – Google 広告

ただし、キーワードプランナーは、無料アカウントの場合には正確な数値を知ることができません。漠然とした数値を知ることはできますが、正確に分析することは難しいでしょう。株式会社IKUSAは、お客様にキーワードをご提案する際に、正確な数値をもとに分析しています。記事制作やWebサイトの分析などを外注することを検討している方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

キーワードの選定方法

キーワードを選定するには、「キーワード候補」を集めなければなりません。株式会社IKUSAでは、1サイトの50100記事程度を制作するためのキーワードを選定する際に、12万程度のキーワードを収集します。その中から、サイトの方針に合うもの、上位表示を狙えるものなどを選定していきます。

主なキーワード選定方法は下記です。

サジェストワードを調査する

サジェストワードとは、キーワードに掛け合わせる言葉の中で特にボリュームの多いものを指します。たとえば、以下のツールに「キーワード」と入力すると、「Googleサジェスト」の欄にキーワードプランナー、キーワード、キーワード検索、キーワードとは……などが表示されます。キーワードに関連する言葉の中で特に検索されているのは、上記ということです。

サジェストワードを見ると、「キーワード」という言葉に関連する言葉で検索している人のニーズがわかります。「キーワードプランナーやキーワード検索について調べている人が多い」などと読み取れます。

キーワードボリュームを調べる際には、全キーワードリスト(重複削除)の欄に表示されているものをすべてキーワードプランナーに入力することが基本となります。Webサイトの方針に合わないキーワードであっても、ひとまずボリュームを調査しましょう。

関連キーワード取得ツール(仮名・β版)

コアになる言葉を列挙する

Webサイトの方針に合致するキーワードを調査するためのヒントとして、コアになる言葉を列挙します。たとえば、自社製品の認知度を高めるためのWebサイトを運用する場合には、①商品に関連する言葉、②ユーザーが困ったり悩んだりして検索しそうな言葉などを列挙します。それを行うことで、関連キーワード取得ツールに入力して調査すべき言葉を整理できます。

コアになる言葉が決まれば、それに紐づく「掛け合わせキーワード」を把握できます。コアになる言葉がキーワードであれば、意味、分析、ビジネス、調査などが掛け合わせキーワードです。紐づく言葉を絡めて複数の記事をつくることで、Webサイト内の回遊性が高まったり、専門性を検索エンジンのクローラーに示したりする効果を期待できます。

類語を調べる

同じような意味をもつ類語であっても、検索エンジンには基本的には別物として認識されます。検索エンジンのアルゴリズムにより類語で検索しても違うキーワードの記事が表示されていることはありますが、類語についても調査することで狙い目のキーワードが見つかる場合があります。

キーワードを調査する際には、なるべく多くの言葉を調査することが大切です。キーワードのボリュームが1万をこえるようなビッグワードで上位表示を狙うことは簡単ではありません。まずは少ないボリュームのキーワードで着々と上位表示を狙う必要があります。1つでも多くのコアになる言葉を調査し、より有効なキーワードを抽出することが大切です。

競合の流入KWを調べる

キーワードを調査する際には、競合のWebサイトの記事に流入しているキーワードを知ることも有効です。運用するWebサイトに似ている競合サイトを調査することにより、ユーザーのニーズをつかんだり、競合との差別化を図ったりできるためです。

しかし、競合調査を行うためには有料ツールを利用する必要があります。キーワード調査は短期的に行い、向こう1年程度に記事を作成するキーワードをまとめて決めることが一般的なので、そのためだけに高額のツールを利用するのは気が引けるのではないでしょうか。

記事作成やキーワード調査・分析を外注すれば、有料ツールを活用したり、ノウハウを生かしたキーワード選定を行ってもらえたりする場合があります。株式会社IKUSAは、5つのWebサイト(オウンドメディア)の運用、数百案件の記事(コンテンツ)やWebサイトの制作を行ってきた実績があります。

キーワードボリューム調査、分析を含めた記事作成をお考えの方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

まとめ

キーワードのボリュームを調べれば、戦略的に記事作成を行えます。「こういう記事をつくりたい」という思いがあり、高品質な記事を作成したとしても、検索する人が少なければ思うように流入しない場合があります。SEOで流入数を増やすためには記事そのものの品質の高さが大切ですが、テクニカルにタイトルや見出しを調整することも重要です。より効果的なキーワードを調べ、成果を上げていきましょう。