YouTubeマーケティングの手法4選|効果や成功の秘訣も解説
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動画マーケティングには、自社のサイトや各種SNSなど、様々なプラットフォームが存在しています。
その中で最も典型的といえるのが、動画配信サービス、YouTubeを活用した動画マーケティングです。
本記事では、YouTubeマーケティングの特徴や方法をご紹介。YouTubeを使ったマーケティングに取り組んでみたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
- 目次 -
YouTubeマーケティングとは
YouTubeマーケティングとは、YouTube動画を活用して商品やサービスへの関心を集め、顧客を獲得するマーケティング手法です。
国内利用者が6200万人を超える巨大プラットフォームであるYouTubeは、多くの人の目に留まる可能性のある、効果的なマーケティングの媒体として注目されています。
YouTubeマーケティングの特徴
YouTubeマーケティングには、以下のような特徴が挙げられます。
利用者が多いため、多くの人にリーチできる
総務省が13歳〜69歳までの男女1500人を対象に行った調査によると、YouTubeを利用している人の割合は72.2%でした。日本人定番のコミュニケーションアプリであるLINEの利用割合が75.8%なので、YouTubeはもはや、人々の生活に根付いたサービスであると言えるでしょう。
これだけ多くの人が利用しているYouTubeなので、ただ自社サイトで商品やサービスの宣伝をするよりも、はるかに多くの人の目に留まるのです。
動画を再生してもらいやすい
動画マーケティングにはTwitter やFacebookなどのSNSも活用されています。しかし、SNSは移動中や休憩時間などに利用されることが多いため、タイムライン上に動画が流れてきても、見てもらえないことがあります。
YouTubeは、SNSというよりは、動画を集めたプラットフォームとしての機能がメインとなります。ある程度時間に余裕があり、「何か動画を見よう」と思って訪れるユーザーが多いので、動画を再生して最後まで視聴してもらえる可能性が高くなります。
SEO効果が期待できる
調べたいキーワードを検索すると、動画が検索結果に現れることがあります。
例えばGoogleで「アイスブレイク」と検索すると、株式会社IKUSAの「研修のアイスブレイクで使えるゲーム6選で必ず盛り上がる!」という動画が「動画」欄のトップに出てきます。
この動画は「アイスブレイク」を調べるユーザーの課題を解決できるコンテンツとしてGoogleに評価されたため、上位に表示されているのです。
この例のように、質の高い YouTubeコンテンツを作ることができれば、検索結果で動画が上位に現れるのです。
注意すべきなのは、動画の内容だけでなく、付随するテキスト情報にも気を使わなくてはならない点です。動画タイトルや説明文にキーワードを入れ込むことで、検索結果での上位表示をねらいやすくなります。
多くの情報が直観的に伝わる
1分間の動画で伝わる情報は、Webページ3600枚分とも言われています。YouTubeの動画を用いることで、短時間で膨大な量の情報を視聴者に伝えることができるのです。
また、動画は、視覚や聴覚に訴えるコンテンツなので、テキストや静止画だけでは伝えきれない商品・サービスの特徴を、わかりやすく伝えることができます。
CTAが豊富
YouTubeで動画を見ているときに、おすすめの動画やアンケートが画面に出てきた経験はありませんか?
YouTubeでは、ユーザーの次の行動を促す多種多様なCTAを挿入することができます。他の動画や自社サイトへの誘導をうまく行うことで、ユーザーとの関わりが強固になるのです。
YouTubeアナリティクスで分析が行える
YouTubeには、無料で利用できる分析ツール「YouTubeアナリティクス」があります。このツールを活用すれば、動画を再生するユーザーの属性や動画への流入経路などを分析することができます。
YouTubeマーケティングの4つの手法
YouTubeマーケティングには、様々な手法があります。ここでは、4つの手法をご紹介します。
検索エンジンに動画を表示させる
新たな顧客との接点を増やすために有効なのが、Googleなどの検索エンジンに動画を表示させることです。
検索エンジンで表示されるようになるには、動画の内容だけでなく、タイトルや説明文も非常に重要です。タイトルや説明文にユーザーが検索しそうなキーワードを入れることで、ユーザーの目的に合った動画だと判断され、検索エンジンに表示されやすくなります。
検索エンジンに出てきた動画を閲覧することで、ユーザーはその動画に登場する商品やサービスに関心を持つようになります。そこから自社の別の動画やホームページへの誘導を行うことで、コンバージョンへつなげることができるのです。
YouTubeのチャンネル登録でファンを獲得する
YouTubeの「チャンネル登録」とは、いわゆる「お気に入り登録」のような機能です。チャンネル登録をしておくと、登録したチャンネルの動画が優先的に表示されるようになります。YouTubeチャンネルに定期的に動画を更新しファンを増やしていくことも、YouTubeマーケティングの手法の一つといえます。
チャンネル登録者を増やすためには、以下のような方法が有効です。
- 動画終了画面にチャンネル登録を促すCTAを挿入する
- ユーザーに合わせて再生リストを整理して、チャンネル内容を回遊してもらう
例えば株式会社IKUSAの「IKUSAチャンネル」では、すべての動画の再生途中や再生終了時の画面にチャンネル登録を促すCTAを挿入しています。また、再生リストも以下のように整理しています。
- イベントコンテンツのイメージをつかみたい人向けの「公式PV集」
- 代理店向けのウェビナーアーカイブをまとめた「IKUSAウェビナー」
- 企業や商業施設のイベント担当者向けの「イベントに役立つノウハウ動画」
YouTube広告を出稿する
YouTube上に広告を出稿することも、YouTubeマーケティングの一つです。YouTubeの広告は、ユーザーの年齢や検索ワードなどに合わせ、ターゲットを絞り混んで表示させることができます。また広告と一言で言っても、以下のように、様々な種類があります。
- 動画の再生前や再生中、再生後に表示される短い動画広告
- 視聴動画とは別枠の、おすすめ動画一覧に表示される広告
- 視聴動画の画面下部に表示されるバナー広告
それぞれの広告にはメリット、デメリットがあります。目的に応じた広告を選ぶようにしましょう。
人気YouTuberとのコラボを行う
人気のYouTuberとのコラボ動画を配信することは、大きな宣伝効果があります。中には数百万人のチャンネル登録者数を誇るYouTuberもいるので、有名なYouTuberとコラボすることで、多くのユーザーに自社の製品やサービスを知ってもらうことができます。
株式会社IKUSAは、イベント会社としての謎解きゲームのノウハウ、そして WEB会社としての知見を生かし、ゲームアプリ「クラッシュ・ロワイヤル」と人気YouTuber「おるたなchannel」とのコラボ動画企画のお手伝いをさせていただきました。この動画は、再生数80万回を超える人気動画となりました。
株式会社IKUSAは、このような「謎解き」を活用した新しいマーケティング「ミステリーマーケティング」を、サービスとして提供しています。ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。
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YouTubeマーケティングを成功させるためには、以下の点に注意しましょう。
目的とターゲットを明確に
YouTubeを使って何をしたいのか、まずは目的を明確にしましょう。より多くの人に自社の商品やサービスを知ってもらいたいのであれば、広告やYouTuberとのコラボが適しているでしょう。自社の製品を詳しく紹介し、ユーザーの購買意欲を高めたいのであれば、数分程度の商品紹介動画を作成するのが良いでしょう。ユーザーの課題解決を具体的にイメージさせるストーリー性のある動画を作成してみるのも一つの手です。
そして、目的だけでなく、どんな人に動画を見て欲しいのかというターゲット設定もできるだけ細かく行いましょう。ターゲットを明確にイメージし、そのターゲットに刺さるコンテンツを提供することで、顧客の獲得につながるでしょう。
YouTubeは、非常に多くの利用者がいる動画プラットフォームです。投稿されている動画もかなりの数になるので、自社の動画を見つけてもらうのは至難のわざです。「できるだけ多くの人に見てもらえる面白い動画を作ろう」などのぼんやりとした目的とターゲット設定では、誰の心にも響きません。目的やターゲットはできるだけ明確に決めておきましょう。
適切なKPI設定を行う
目的が定まったら、その目的を達成するための具体的な指標(KPI)を決めましょう。目的から逆算してKPIを決めることで、目的達成のための道筋が具体的になります。また、KPIを設定することで、のちの振り返りも行いやすくなります。
動画マーケティングにおけるユーザーの行動は、主に「認知」「検討」「行動」の3つに分けることができます。
認知
まずは動画を見て自社を知ってもらうことから、動画マーケティングが始まります。この段階では、以下のような指標がKPIとなります。
- 動画の視聴回数
- 動画の視聴者数
- 動画広告が画面上に表示された回数
検討
「検討」とは、商品やサービスの購入を悩んでいる状態です。この段階では、商品を吟味し比較検討してもらうことが必要となります。そのため、以下のような指標がKPIとなります。
- 最後まで動画を視聴したユーザーの数
- 動画の平均再生時間
- ブランドへの関心度
行動
最終的に商品やサービスの購入へと結びつけるのが、動画マーケティングの際たる目的です。以下のような指標をKPIとしましょう。
- 問い合わせ件数
- 会員登録数
- 売り上げ
分析を行い、PDCAサイクルを回す
動画を公開した後は、YouTubeアナリティクスなどを活用し、動画の効果をしっかり検証しましょう。どんなユーザーが最後まで視聴してくれているのか、どの動画のコンバージョン率が高いのかなどを分析することで、成功のパターンが掴めてくるはずです。分析からわかった反省点があれば、次に活かしていきましょう。
まとめ
世界最大の動画配信プラットフォーム・YouTubeは、新たなマーケティング手法として今注目されています。本記事を参考に、ぜひYouTubeマーケティングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
YouTube以外の配信先について知りたいという方や、そもそも動画マーケティングのことがよくわからない…というお悩みをお持ちの方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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