コンテンツマーケティングには種類がある?代表的な4タイプを解説!
リッキー
アメリカで発祥したコンテンツマーケティングは、現在日本の企業でも急速に導入が進んでいます。これまでのWeb広告などのような集客方法とは違い、段階的に見込み客を取り込むことができる集客方法として、その注目度は高まっています。
コンテンツマーケティングの定義は、商品またはそれに関連する内容のコンテンツの発信によってユーザーの態度変容を促し、潜在顧客から見込み客、そして実顧客へと成長させるマーケティングとされています。
しかし、そんな広義のコンテンツマーケティングでも、大まかにいくつかの種類があります。今回はコンテンツマーケティング の種類について、代表的なものをいくつかご紹介していきます。
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コンテンツマーケティングの方法は色々ある
先述のように、一口にコンテンツマーケテイングといっても、その中にはいくつかの種類があります。代表的なものとして、「エデュケーショナル型」「コンテンツSEO型」「ネイティブ広告型」「面白コンテンツ型」という4つの種類に分かれています。
これらはそれぞれ、コンテンツの役割やユーザーのモチベーション、顧客化への期待度やコンテンツと実際の商品の近さなどに違いがあります。商品や想定されるユーザーに応じて、自社で行うコンテンツマーケティングの種類を決めていくことになります。
コンテンツマーケティングの種類
ここからは、先ほどご紹介した4つのコンテンツマーケティングの種類について、それぞれ詳しくご説明していきます。
エデュケーショナル型
エデュケーショナル型のコンテンツマーケティングとはその名の通り、ユーザーに商品にまつわる知識について教え込んでいき、顧客へと育てていく手法です。
そのため、いきなり商品をアピールするのではなく、疑問や悩みを抱えたユーザーをコンテンツによって解決に導いていくことになります。
現代では、ネット上にあらゆる商品の情報が溢れており、簡単にその情報にたどりつくことができます。そのため消費者が何かを購入しようと考えた時には、あらゆる情報に触れることで様々な疑問を持つはずです。似た機能を持つ商品同士の違いや、形状の違う2つの商品のどちらがいいのかなどといったことについて、多くの消費者が気になっています。そのような疑問や悩みを解決できるような情報をユーザーに投げかけることにより、まだ購入のイメージの固まっていない段階から密接な関係性を築くことができます。そのようにしてユーザーを商品の購入まで導いていくというのが、エデュケーショナル型の手法なのです。
エデュケーショナル型のコンテンツマーケティングでは、ピンポイントで効果を発揮するWeb広告などとは異なり、疑問や悩みを抱いているユーザーがいる限りは効果を発揮します。そのため、コンテンツが増えていけばいくほど資産として蓄積されていくのです。
また、購入前に商品に関する有益な情報を与えることによって、購入後の満足度も高くなり、商品についての口コミやSNSシェアなどを期待することもできます。商品に関連する情報を、期待度の高い見込み客へ発信したいという場合に有効なのが、エデュケーショナル型のコンテンツマーケティングなのです。
コンテンツSEO型
続いてご紹介するコンテンツSEO型というのは、コンテンツマーケティングの業界では比較的新しいタイプの施策として知られています。近年のGoogleのアルゴリズム変動によって、SEOの重要ポイントがキーワード対策や外部対策(被リンク数)からコンテンツへと変わったことは有名です。それによって、コンテンツマーケティング自体がSEO対策としても有効であるとされ始めたのです。
コンテンツSEO型は、大まかな仕組みとしては先にご紹介したエデュケーショナル型と同じような形になっていますが、細かく見ていくと違いがあります。エデュケーショナル型はユーザー重視で購買までのコンテンツからの離脱率の低さを重視するのに対し、コンテンツSEO型はその名から分かるようにSEO重視、つまりコンテンツの検索順位を上げることを重視します。
そのようなことからコンテンツSEO型のコンテンツマーケティングでは、多くのロングテールワードで対策してコンテンツページを大量に発信し、結果としてより多くのユーザーと商品と自社との接点を作るというような施策になることも多いです。そのため、積極的にWeb検索を行なっているユーザーが見込み客として期待される場合に特に効果的な手法となっています。
ネイティブ広告型
ネイティブ広告型のコンテンツマーケティングは、自社サイトではない他メディア上で記事の形で広告を発信していく手法です。以前はFacebookのスポンサー広告やTwitterのプロモーションツイートなどが知られており、さらに前には記事広告などが似たような手法として取り入れられていました。
「ネイティブ」という言葉がつけられているのは、多くのユーザーが閲覧しているメディア上で自然な見え方で広告的な情報を発信することができる点が由来となっています。他のメディアに頼る形にはなりますが、メディアのユーザー層と商品のターゲット層が一致していれば、かなり高い効果を期待することができる手法とされています。
面白コンテンツ型
ネットサーフィンはユーザーにとっては娯楽の一つでもあります。そのためWeb上では、面白いコンテンツが求められているとも言えるのです。
面白コンテンツ型のコンテンツマーケティングは、そのようなユーザーの興味を引くことのできる面白いコンテンツを発信することで、見込み客からの関心を得ることを目的とした手法です。
この手法ではデメリットとして、単純に“面白さ”という魅力でユーザーを引きつけるため、見込み客としての期待度は必ずしも高くないという点も挙げられます。しかし、商品を知ってもらうことができれば購入までのハードルは低いというような、関与度の低い商品では有効な手法になる可能性は高いでしょう。また、面白いコンテンツの中で効果的に商品の良さを伝えることができれば、関与度の高い商品であっても購入に導くことができるかもしれません。
場合によってはものすごい効果を発揮する可能性を秘めているのが、面白コンテンツ型のコンテンツマーケティングなのです。
商品に合わせてコンテンツの種類を選択する
いざコンテンツマーケティングを始めるという際には、まずどの種類の手法を用いるかを決めていく必要があります。しかし決して好みや思いつきで決めてよいものではありません。向き不向きがあるそれぞれの種類のコンテンツの特徴を捉え、自社の商品やサービスがどのようなものかを十分に考慮した上で適切な種類のコンテンツマーケティングを行なっていくことが大切なのです。
コンテンツの種類を選択する上での参考事項として、例えばこれまでにご紹介したコンテンツの種類の中でも、大きく2パターンに分けることができます。
まずはじめにご紹介した「エデュケーショナル型」と「コンテンツSEO型」は、すでに見えているユーザーのニーズに応えることにおいては有効な一方で、潜在的なニーズに対してのアプローチはあまり望めません。つまり、できるだけ多くの潜在層を発掘したいというマーケティング方針の場合には向かない手法なのです。
それに対して、その次にご紹介した「ネイティブ広告型」と「面白コンテンツ型」は、これまで多く用いられてきた広告型の認知手法においてコンテンツマーケティングを当てはめた形になります。この2種類は、マス広告まではいかないものの多くのユーザーにアプローチしたい場合に効果的です。これまでのWeb広告のデメリットであった割り込むようなイメージを和らげ、自然にプロモーションができる手法となっています。
商品やサービス、また想定される見込み客や実際に引きつけたいユーザー層などをいまいちど鑑みて、適切な種類のコンテンツマーケティング手法を採用しましょう。
まとめ
今回は、代表的なコンテンツマーケティングの種類を4つの型に分けてご紹介してきました。それぞれ特有の特徴があり、得られるメリットやデメリットも異なります。
そのため、コンテンツマーケティングを始める際にはまず自社の商品やサービス、ターゲットとするユーザー層などについて十分に考慮し、それに対して最適な手法を採用するようにしましょう。
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