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施策ごとに意識したいWebマーケティング分析とは?

施策ごとに意識したいWebマーケティング分析とは?
たつお

たつお

Webマーケティングを行う上ではさまざまな施策を行うことがあります。SEO対策や広告配信、SNSマーケティングなどの施策を通じて企業の成長や売上拡大を狙うことになるでしょう。そうした11つの施策については適切な形で分析を行うことが重要です。今回は施策ごとの分析の考え方についてご紹介します。

Webマーケティング分析の基本

Webマーケティングを行う上では、自分だけではなく相手(顧客)のことも理解することが重要です。適切な顧客分析を通してターゲットを明確にすることで、具体的なアイデア出しや施策の実行へとつなげられます。そのためのポイントを押さえましょう。

顧客分析

年齢や性別、職業や家族構成、居住地域や趣味など、どういった人をターゲットに設定するのか話し合うことが重要です。いわゆるペルソナ設定と呼ばれる部分に時間をかけることで、その後の施策もスムーズに進みます。

法人を相手にする場合は企業規模や業界、業種などの洗い出しも行います。ターゲットを明確にしたら、顧客に対してアンケートを取ることも有効です。自分たちの分析が間違っていないか確認すると同時に、商品やサービスに対して顧客が求めているものも確認しましょう。

自社の分析

顧客分析と同様に自社の分析を行うことも大切です。SWOT分析を通して自分たちの強みや弱みは何か、市場機会や脅威となるものは何か社内全体で共有します。競合には負けない強みを発見できたら、それを伸ばし続けることで一定の成長性を担保できます。

また、最終的な売上目標などを算出して、到達できそうかどうか検討することも大切です。実際に届きそうにない場合は別の方向性や施策の検討を行い、複数の施策を合算して目標到達を目指すことがポイントです。

集客施策の分析

SEO対策やインターネット広告配信などを行ったら、結果の分析や検証を行うことが重要です。施策を実行したまま何も分析せずにいると、その後の成長曲線を描きにくくなるので注意が必要です。

良い結果を得られたら継続、思ったような結果を得られなかった場合は改善を繰り返すことが重要です。基本的にはトライ&エラーの繰り返しになることを頭に入れましょう。

SEO対策

検索順位を上げるためにコンテンツを追加したり、デザインを変更したりすることがあるでしょう。そうした11つの施策を実行した結果、検索順位に変化があったのか確認することが重要です。Google Analyticsなどを活用して、サイトへの訪問者数や滞在時間などを確認することもできます。

コンテンツを追加する場合は、11つの対策キーワードを明確にすることもポイントです。そうすれば、意識的にキーワードごとの検索順位の変化を確認できます。

インターネット広告

リスティング広告やディスプレイ広告、アドネットワーク広告などのインターネット広告を配信した場合も、配信結果の確認や分析を行うことが重要です。

配信広告ごとの結果を分析して、費用対効果の高いものを継続することがおすすめです。多少結果が悪くても再来訪を促したいといった目的が明確な場合は、1つの広告配信を継続するという考え方があります。

SNSマーケティング

FacebookTwitterなどのSNSを活用してアプローチをかけた結果についての分析を行います。Google Analyticsなどのツールを活用すれば、どの媒体からサイトへの流入があったのか確認できます。

SNSマーケティングはそれほどコストがかからないことが特徴です。そのため、インターネット広告ほどシビアに見る必要はありません。直接的なサイトへの流入や購買行動にはつながらなくても、商品やサービスの認知度向上に寄与している可能性があります。間接的な貢献を期待して継続の判断を行うことも有効です。

接客施策の分析

サイト改善やLPOEFOといった施策を通じてどういった結果が得られたのか分析を行うことも大切です。接客施策に関しても常に改善の意識を持ち続けることで、より良いものを模索し続けましょう。

ABテスト

サイト内で試したいことがあれば積極的に行うことが重要です。例えば、「資料請求」のボタンの位置を変えたり、大きさや色を変えたりすることも有効です。

実際に変更を加える前後でダウンロード数に変化があったかどうかを確認します。常により良い結果が得られそうなデザインや配置にすることで、長期的に見て大きな成果につながります。

LPO

せっかくサイトへの流入に成功しても、ランディングページで離脱されると思ったような成果にはつながりません。そうならないように、ランディングページには必要最低限の情報だけを掲載して回遊を促すような構成にすることが効果的です。

商品やサービス紹介ページへの遷移をわかりやすくすることもおすすめです。あるいはボタンの位置をページ右上などの目立つところに配置したり、大きくしたりすることも有効な施策です。

EFO

実際にコンバージョンに向けてできる施策として、EFOを行うことも重要です。EFOを行う前と後でコンバージョンに至った数も比較できるでしょう。

コンバージョン率を高めるためにはできるだけ必須項目を減らすことがポイントです。必須項目が多いと離脱される可能性が高まります。氏名やメールアドレスのみにするなど、顧客にストレスを感じさせないフォームがおすすめです。住所入力を求める場合は、郵便番号を入力すると自動表示される仕組みも良いアイデアです。

再来訪施策の分析

Webマーケティングを行う上では、商品やサービスに対して一度でも興味を持っていただいた顧客を囲い続けることが重要です。そのためにメルマガ配信やリターゲティング広告の配信を行うことが有効です。いかに再来訪を促せるかに焦点を当ててみると良いでしょう。

メルマガ

メルマガの開封率に関しては15%~20%程度が目安とされています。その割合を基準としてより高い開封率を目指しましょう。

分析の結果、開封率が低いと感じた場合は件名を工夫することもおすすめです。例えば、「本メルマガ限定」、「本日24時まで」など、限定性がある件名にすることで顧客の注意をひきます。そうした改善を繰り返しながら、より成果の出やすい件名やコンテンツを用意し続けることがポイントです。

リターゲティング広告

サイトからの離脱者に対して広告配信を行うことで、再来訪の期待が高まります。どのタイミングや頻度で広告配信すると再訪率が高まるのか分析しましょう。広告を掲載するページについて分析を行うことも重要です。分析の結果、成果の出やすいタイミングやページに配信することで再訪率を一気に上げられます。

まとめ

Webマーケティングを行う場合、施策のやりっ放しは厳禁です。必ず分析を行ってより良い施策を模索し続けることが重要です。分析を行う場合は、常に顧客側の視点に立つことがポイントです。どうすれば再訪してくれるのか、どうすればコンバージョンにつながるのかといった視点を大切にすることでより高い成果を期待できるでしょう。

 

参考サイト: