Web記事(コンテンツ)のチェックリスト20項目
シードー
コンテンツマーケティングに貢献してくれるのは、集客力があり、潜在顧客を問合せや販売などにつなげてくれるコンテンツです。そうした成果を期待するには、良い内容を書くだけではなく、いくつかの要素をきちんと満たした上でコンテンツを発表する必要があります。
そこで今回は、高いパフォーマンスが見込めるコンテンツを作成するために確認すべきチェックリスト、5カテゴリー計20項目をご紹介しましょう。英国に本社を置く老舗のグローバルメディア企業「UBM」が運営するコンテンツマーケティング専門サイトが発表したリストです。
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- 目次 -
見つけてもらえるコンテンツ
どんなに素晴らしいコンテンツを作成しても、見つけてもらえなくては成果につながりません。まずはこの4つの項目を確認し、なるべく検索エンジンからの高評価を得られるようにしましょう。
1. Hタグを最適化する
Hタグは、タイトルや見出しに使用されるタグです。なかでもH1(タイトル)とH2(大見出し)は検索エンジンの評価を大きく左右します。とりわけH1については、編集時のコピーペーストなどでH1タグが複数紛れ込まないよう注意してください。
2. メタデータを編集する
タイトル、キーワード、概要など、メタタグで記述されるデータは、面倒ですが必ずコンテンツ一つひとつに合わせてきちんと編集しましょう。
3. 本文にリンクを含める
本文中、つまりBodyタグの中には、少なくとも別ページへのリンクを2つ以上含めます。後述する関連記事へのリンクと合わせて構いません。
4. 画像のaltタグを記述する
画像情報に含めることのできるaltタグは、ページを閲覧する際には(通信不備で画像が表示されない場合などを除いて)サイト訪問者の目に入ることはありません。しかし、検索エンジンにとってはどのような画像がページに含まれるかを判断する重要な情報です。決して空白のままにしたり関係のない文字列で埋めないように心掛けましょう。
読んでもらえるコンテンツ
役立つ情報が満載のWEBページでも、文章が読みにくいと訪問者が離脱してしまいます。せっかく来てくれた潜在顧客に満足してもらえるよう、コンテンツには読みやすさが必須です。
5. 重要なポイントを最初に書く
インターネットで文章を読む人の多くは、読み物というエンターテイメントを楽しむためではなく、何らかの回答を求めてページへやってきます。そのため、結論や明確な概要など、読者が知りたいであろう情報は、長い説明の後ではなく前、つまり「文章の初め」に書いておくほうが効果的です。簡潔な回答だけを素早く得たい人にも、詳細を知りたい人にも満足してもらえます。
6. 箇条書きやリストを使用する
先述の通り、読書ではなく情報収集が目的のインターネット利用者が多くを占めるため、簡潔で素早く内容を把握できる工夫をしましょう。
7. 表記ブレを避ける
検索対策として故意にキーワード表記に幅を持たせる場合もあるでしょうが、読者が混乱するような表記ブレはなるべく避けるのが賢明です。
8. 段落を短くする
見出しの下に概要をつけたり、一つひとつの段落を短くすると、パソコンやスマートフォンの画面でも文章が読みやすくなります。判断しかねる場合は、「1つの見出しに3段落まで」、「1つの段落に3文まで」を目安にしてみてください。
理解してもらえるコンテンツ
コンテンツがきちんと読者の役に立つためには、意図したとおりに内容を理解してもらう必要があります。保険をはじめ、一般の消費者に向けて複雑な内容を説明しなくてはいけないサイトは、特に注意が必要です。
9.ターゲット層に目線を合わせる
需要の高いサービスや身近な事例を挙げるなど、具体的なペルソナを想定し、そのターゲット層に目線を合わせて文章を執筆してください。
10.必要に応じてメディアを挿入する
工程の流れや商品の形状など、文章での説明では実際のイメージが伝わりにくいコンテンツもあります。その場合は、無理に文章を詰めずに図や動画などの挿入を検討しましょう。
11.文章の前に導入部を設ける
たくさんの文字を見せる前に、それがどのような内容なのかを伝える導入部があると読み手に親切です。タイトルや見出しだけでは伝わりにくい部分を具体的に補ってください。
12.中学生の読解レベルまでに抑える
たとえターゲット層が社会人であっても、平易な文章で書かれたコンテンツのほうが、よりパフォーマンスが高くなる傾向があります。どれほど専門的で難解な内容を書く場合でも、「中学生が読んで理解できる程度」の文章を目指しましょう。
次の行動を促すコンテンツ
有用な情報を読者に与えるだけでは、コンテンツマーケティング成功とは言えません。良いコンテンツで集めた潜在顧客に、次の行動を促す必要があります。
13. CTA(Call to Action)を含める
「さらに詳細を見る」「記事をシェアする」「見積もりフォームに入力する」「商品を購入する」など、マーケティングのどの段階においても、コンテンツ内で必ず「閲覧者が次に取るべき行動」を明確に促すようにしましょう。
14. シェアを促す
SNSは、一般の人々がインターネット上で行う能動的な活動の代表です。どのページもシェアを意識して作成してください。(詳しくは次のカテゴリーで解説)
15. 関連記事へのリンクを張る
関連するコンテンツには、内部リンクを張りましょう。これによって、先述のチェック項目3を満たすことにもつながります。CMS(コンテンツ管理システム)で自動化するのも一案です。
16. コメントを受け付ける
潜在顧客の参加を促し信頼を築くために、ページ訪問者からフィードバックを得やすくする工夫をしましょう。本文下へのコメント欄挿入や、SNSアカウントへの案内を検討してください。
シェアしてもらえるコンテンツ
SNSでのシェアは、しばしば一夜にして膨大なトラフィックを引き起こす重要な要素です。人はブランドよりも友人を信頼しており、効率よく潜在顧客間での認知度を高められる可能性があります。
17. ペルソナを共感させる
ターゲット層のペルソナについて熟考し、彼らが共感できる内容を執筆してください。読者は、自らの経験と重なったり感情を動かされたりすると、友人にも同じ気持ちを味わってもらいたいと考える傾向があるからです。
18. シェアをお願いする
「ぜひお友達にも教えてあげてください」というような案内文をはじめ、明確にシェアを促す一文を本文に含めます。
19. シェアを容易にする
SNSシェアにつながる確率を上げるためには、なんとなく気が向いたときにでもボタン1つでできるような手軽さが必要です。本文の上下にボタンアイコンを挿入するウィジェットを利用すると良いでしょう。
20. 自由にシェアできる幅を残す
シェアはあくまで、サイト運営側のための広告ではなく、読者個人の娯楽です。シェアの仕方は個人に委ねるものとし、シェアする読者自身がハッシュタグや別の参照記事を挿入できるようにしておいてください。
まとめ
文章の内容は大切ですが、せっかく書いた記事の可能性を最大限まで引き出すには、たくさんの必須事項を含める必要があります。このチェックリストを利用して、発表するコンテンツのパフォーマンスを地道に上げていきましょう。
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